アルツハイマー病とは

現在、認知症と診断されたうち、全体の6割から7割の人がアルツハイマー病と診断されています。アルツハイマー病は、脳が萎縮し、物忘れがひどくなり、認知機能が段々と低下していく進行性の疾患です。

アルツハイマー病とは(つづき)

加齢によって物忘れがひどくなったり、身体機能が低下することはありますが、アルツハイマー病は、病気によってこのような症状が起きるのです。

アルツハイマー病は私達の平均寿命が延び始めた頃から増えてきた疾患です。明治時代や大正時代の頃には、今ほど寿命が長くなかったので、「ぼけ」を経験することがなかったのです。

アルツハイマー病は「物忘れ」から始まる病気です。少し前まで、人生80年と言われていましたが、今では人生90年とも言われています。寿命はどんどん延びてきているのです。寿命が延びれば、身体機能もどんどん低下していきます。年齢が進むと物忘れの症状は否が応でも出てきます。

しかし、年齢が進んで現れてくる「自然な物忘れ」と、アルツハイマー病によって現れる「物忘れ」には、見た目だけでは、はっきりとした区別は出来にくいのです。どちらも緩やかに物忘れが進行していきますので、判断しにくいのです。

しかし、脳の検査をすれば、アルツハイマー病かどうかを区別することが可能となるのです。このため、早いうちに病気を見つけ出すことが出来るようになってきているのです。

年齢を重ねてから現れることが多いアルツハイマー病は、積極的な治療とともに、症状を遅らせ、予防することも重要な意味があると考えられています。 80歳でアルツハイマー病の症状が出てきた人が、予防と治療を行うことで、5年間その症状を遅らせることに成功したとします。

そうすれば、健康に暮らしている間に寿命でなくなるかも知れません。結局アルツハイマーの症状が出ないうちになくなったとすれば、本人にとっても、周りの家族にとても幸せなことになるのです。

アルツハイマーイメージ

若年性アルツハイマー病

「若年性アルツハイマー病」とは、65歳未満で発病した人に対し、使っています。65歳以上で発病した人に場合は、「アルツハイマー型老年認知症」と呼ばれています。しかし、この両者の症状に大差はありません。どちらも「物忘れ」の症状から着ているのです。

アルツハイマー病にかかる人は大部分が65歳以上の高齢者です。しかし、中には若年性アルツハイマー病にかかる人がいます。若年性アルツハイマー病に発病した人の中には、20代や30代でも発病した人がいるのです。

若年性アルツハイマーの場合には、その年齢では常識的に忘れることがないような事がらを忘れるようになります。始めに家族や周囲の人が気づくようです。周りの人やの家族等がおかしいと感じ、病院へ来院させるケースが多いようです。

若い人で、物忘れがひどい場合には、異常な事態だと捉えられますので、本人もとても気になります。そして、重大な病気が隠されているのではないかと考えて、病院を受診するようです。しかし、高齢者の場合には、物忘れは日常的に良くあることだと捉えられるので、見逃され、発見が遅れるケースが多々あるようです。

若年性アルツハイマーにかかる人は65歳未満です。と言うことは、まだ現役で仕事をしている人も多くいる事でしょう。現役でバリバリ仕事をしていたのに、急にアルツハイマーの症状が現れると、ちょっとした能力の低下やちょっとしたミスが大きな失敗へと繋がる事があるのです。

結果的に会社や社会から阻害された感覚を得るので、イライラと怒りっぽくなったり、性格が変わったりするようです。

若年性アルツハイマー病にかかる人で、年齢が若ければ若いほど、家族や仕事、生活面など、周りに与える影響がとても大きくなっています。そのため、診断の精度が上がって、以前よりも適切な治療が受けられるようになってきているようです。

若年性認知症についてはこちらのサイトでも詳しく解説しています。興味がある方はアクセスしてみてください。


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